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─翌日
彩が教室へ向かうと、いつもより騒がしかった。
「おはよう!!」
教室のざわめきが収まった。
「うわ、殺人犯の娘やぁ。」
「近付くな!!殺されるぞ!!」
「アハハハハハ。」
「何が?」
「俺の母さん言いよったぞ。お前の母さん友達殺したって。」
「え………」
「彩ちゃん、気にしちゃダメだよ早く行こう。」
「なんなお前殺人犯の子供ぞそいつ。」
「そんなん関係ないだろ!!」
「まぁいいよ。そんな奴の味方や居らんわだ。」
「居るもん。うちらが居るもん!!」
「勝手にせいだ!!」
「いや、無理だろ。」
「ほんま。」
そう言って男子たちは彩の横を通り過ぎようとした時
「殺された人の名前……後藤彩やって、お前と一緒やな。」
昨日、彩が突飛ばした男子が言った。
「お前も死ねば?」
そう言って彩を突いた。
彩は席について、周りを見ると白い目をして噂話をしていた。
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