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「彩ちゃん!柚ちゃん!一緒に本読まない?」
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「いいよ!行こう!柚ちゃんは?」
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「い・く」
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「じゃあ行こう!!」
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「お前らさぁそんな喋れない奴といて楽しいのかよ!」.
「そうだよ!!そんなのをさぁなんて言うか知ってる~?」
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「アハハハハ。止めとけよ!!泣くんじゃないの~!!」
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クラスに居た男子達が柚ちゃんの悪口を一斉に言い出した。
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「そんな事無いもん!!柚ちゃんは悪くないもん!!」
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「そうだよ、柚ちゃんはいい子だもん!!!」
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「柚ちゃん、あんなの気にしちゃダメだよ∑!?」
彩が振り返ると柚ちゃんが下を向いて涙を流していた。
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「ほら、泣いたじゃん。」
「泣き虫、柚!!」
「泣き虫、柚!!!」
「アハハハハ。柚が泣いた。」.
「もう!!止めなって言ってるでしょ!!」
彩は、一人の男子を突き飛ばした。
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「うわ、最低!!」
「謝れよ!!」
「あ-やまれ!!あ-やまれ!!」.
「行こう柚ちゃん、柚衣ちゃん!!!」私たちは、教室を出て行った。
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