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メールの相手が質問して来た。
「(No Title)
お前って、存在してんの?」
は?
何言ってんだコイツ。
取り敢えず返信…。
「RE:
お前大丈夫か?;;存在してるに決まってんだろ(汗」
暫く待つ。
…あ、来た。
「RE:RE:
お前さぁ、お前が存在してるって誰が証明してんの?
お前の思い込み、いや妄想かも。いや幻覚かも。」
………頭大丈夫かコイツ;;
「RE:RE:RE
おいおい、だってオレはお前とメールしてんだぜ?」
「RE:RE:RE:RE
幻覚には5種類あるんだってよ。
幻聴、幻視、幻触、幻味、幻臭。
お前が見て触ってるものが本物だって、誰が証明出来る?」
オレは段々訳が解らなくなって来た。
「RE:RE:RE:RE:RE
オレはオレの意識で、お前と話してるんだぜ?」
「RE:RE:RE:RE:RE:RE
お前の意識?
それって本物?
夢じゃねーの?
何で自分で解んの?
夢見てる時はそれが夢だって気付かねーもんだぜ」
止めろ、頭が混乱して来る。
でも、返信せずには居られない。
オレはオレで、オレは存在して、此処に居る…それを証明しなきゃいけない。
「RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE
お前は何がしたいんだ?」
「RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE
何って…証明したいのさ。
お前はオレなのかって。」
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