始まった

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叩かれ、殴られ、蹴られても顔は何度もしない あざが出来るから。 そんな日々に何故父親に言わなかったか。 私は中学卒業までに自殺しようと思っていたから 父親に言えば鬼婆と離婚になる。 私が死んだら一人になってしまう。 それだけは避けたい。 あとは自信があった。 私が言えば私をとって離婚してくれる。 辛い時は空を見上げてた その癖は今でもある。 さすがに父親が外泊の日は参った。 一日中鬼婆のまま。 一日夕食のみ。 給食がある日は二食。 夕食はねこまんま。 刺身の入っていた容器に冷たい味噌汁、白米、残りものがぐちゃぐちゃになっている。 生臭い、マズイ、オエオエしながら流しこむ しかも電気、テレビは消され真っ黒な場所で。 時間制限があり、鬼婆の気分次第で決まり二階から降りてきて、食べてないと殴られ、叩かれた。 無我夢中で流し込む。 勿論、言葉の暴力もひどい。 まさに生き地獄だ。 この言葉以外にどう表現すればいいのか。 一度反発した。 電話の横にある小さいメモ帳に くそばばあ、早く死ね。 と書いた。 気分がスッキリした。 がしかし、ポケットの中に入れて忘れていた。 洗濯する前にばれた。 次の日から益々虐待は酷くなった
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