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 「勿論.」  先程同様,躊躇いも無く答える.半ば呆れて,話題を変える.  「時雨さんって,毎日ここにいる?」  「魅月でいいよ.」  今度は,含み笑いではなく,微笑んで言った.  「あ,うん.」  綺麗過ぎる.メイクなんてしなくても,綺麗.  「ここは,毎日一服しにくるかなー」  梨恵はまた見惚れていた.  「昼休みだけ?」  「そんなに私と2人きりになりたいの?バイト無い日は放課後も居るけど.」  また,含み笑い.  「別にそういうわけじゃっ」  慌てて答える.自分は何を聞いているのだろう..
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