眠り羊を抱き締めて……

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「ん?――うそおっ。今のショックで変身魔法が解けちゃったみたいね」   「もう…少しだった……のに」   二人は、ひどく残念そうなご様子。   「ムーア様?ムーマ様?」   「あらぁ、うるるん。久しぶりね」   「久し……ぶり」   「お久しぶりですっ。どうして人間界にいらっしゃるのですか?」     三人……いや、三魔物?は知り合いだったらしく、和気あいあいと会話を弾ませている。     ――殺されかけた俺の立場は?    
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