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動揺している俺にマミが言った。
「しーちゃん(俺)、お塩持ってきてくれる…?」
俺は何故塩が必要なのか判らなかったけど、考える余裕も無く、急いで塩を取りに行った。
マミは塩を受け取ると、トイレに向かった。
トイレでどんな除霊的な事をしてるか気になったけど、こっちはそれどころじゃなかった。
霊がいると言われたこの部屋に1人待たされ、電気はついていたけど、まるで真っ暗闇の中に1人取り残された様な感じで、泣きたくなる位怖かった。
少ししてマミが戻って来た。
部屋に戻って来たマミは、俺に塩をかけて、続けて部屋にも塩をまいた。
霊は抜けたと言ったので彼女の肩を触ると、さっきとは全然違う柔らかい女のコの肩に戻っていた。
部屋にももういないと言われたけど、霊感のない俺はいるのかいないのかわからず、不安で落ち着かなかったが彼女の言葉を信じた。
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