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終わったらカナと駅前のファーストフードで待ち合わせてお互いの戦果⁉を報告しあう。
これがあたし達のきまりになった。
これでもう、欲しかったバッグも洋服も我慢しなくてすむ。
０に限りなく近かったあたしの通帳が数字が見る間に増えていく。
あたしは有頂天になった。
今まで輝いていたはずの彼氏は色褪せて…
疎遠になってしまったけれど。
なんか一緒にいても流行遅れの服を着ているような。
そんな気分になってしまうんだもん。
カナと毎日過ごす。
そして毎日知らない男に抱かれる。
少しだけ上手になって、二人で
「やり逃げされない方法」
「値段を吊り上げる方法」
「嫌な相手を回避する方法」
を考えた。
そんな時間は半年ほどしか続かなかったけど…
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