キミトトモニ

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翡「志貴…さま…」 翡翠の瞳からは一線の涙 志「いいか…俺達は託されたんだよ…二人の分まで精一杯生きないとあの二人も安心出来ないだろう 翡翠はそれでもいいの?琥珀さんの事好きじゃなかったのか?」 翡「うぐ…ひく、私も…姉さんが…大好きでした…」 志「だろう、だから生きよう!俺は翡翠のこと一生守るから」 翡「志貴…さ」 翡翠の言葉を遮る様に志貴は翡翠を抱く 志「泣いていいよ、翡翠の辛さ…半分でも分けてくれよ」 翡「志貴…さ…ま…うぐっ、うあああああああぁぁ!!」 翡翠はしゃくり上げて大声で泣いた 涙が枯れるまで泣いた 志貴はそんな翡翠を見て 死なしてしまった二人への後悔 決して二人の事を忘れないという誓い そして翡翠を絶対に幸せにするという決意を胸におさめ ただギュッと翡翠を抱き締めていた
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