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秋が終わりかけ
季節はもうすぐ冬に入ろうとしていた頃
街を騒がしていた連続猟奇殺人は世間に知られる事なくその幕を下ろした
そう俺が…
シキを殺した事により
しかし、その悲劇の中
俺の妹の秋葉はシキに胸を貫かれた
ほぼ即死であった
琥珀さんは事が済んだ後今回の事件の全てを俺に告げて自らの胸を刺した
二人とも救えたはずなのに救えなかった
そう救えたはずだったのに…
そして翡翠は俺を愛してくれると言ってくれ
心を許してくれた
しかし、二人が死んだ事で翡翠は無意識に心を閉ざしてしまった
まるでこの屋敷に来た時のように…
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