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「あ…それ、可愛いから良いな~って思ったんだけど、学校に持って来るには派手すぎるから…目隠し替わりに他の紙袋を使ったんだ。」
マサキ君は少しだけ笑いながら言った。
「……ありがとう!!」
その時、やっと7年分の想いが伝わったんだと思った。
「中身は家でみてね。」
照れながら言うマサキ君を見て私は笑ってしまった。
あぁ…私はこんなにもマサキ君の事好きなんだよ?
口に出来ないこの想い。
言ってしまったらもうこんな風に話す事も出来なくなるのかなぁ?
その思いが強すぎて、結局告白は出来なかった。
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