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その日の夜
部屋を真っ暗にし、3人で床に就き間もなく、母が突然呟いた
「あーあ、もうしょうもないなぁ」
私とノブちゃんは訳も分からずに首をかしげた
独り言なのかと聞き流す事は出来ず、母の言葉に耳を傾ける
「だるい」
「もうどうでもいい」
「知らん」
そうぶつぶつと言っていた
その言葉に恐怖を感じた私は
「なぁおかあさん、私は?」
と思わず口にした
「あんたも、もうどうでもええ」
一瞬、その場が凍りついた
私はあまりのショックで言葉が出なかった
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