~神の落とし物~

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「なんだこれ…?」 いつものように、朝学校に行くために、バス停へと歩いていた僕が拾った1冊のノート。 そこには、日付、時間。 そして、死因のようなものが書かれていた。 「気持ち悪いなぁ…。」 そのノートには、ページを示す数字以外には何も書かれておらず、なぜか341ページにだけ、この不気味な内容が書かれていた。 「1997年4月1日か…て事は今日だな。」 現在、午前8時30分。 「後5分くらいか……まさかオレの事じゃないよな…。」 ふと、頭の中で不吉なことを考え、全身に寒気がはしる。 「そろそろ37分だな…。」 不安なのかワクワクしてるのか、不思議な感覚に襲われつつも、腕時計の針を無心に眺めていた。 その時… 「…っ!!!」
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