68人が本棚に入れています
本棚に追加
「昔から仲良かった俺たちだから。気持ちを伝えたら友達という関係すら0%になりそうで……。でももう俺逃げない! 真央! お前が好きだ!」
「だから」
「だから……」
「目を覚ましてよ……」
「いつまで俺を泣かせるんだよ! いつもみたいにあの笑顔見せてよ。あの笑顔が俺には必要なんだよ……あの笑顔をみせてくれよ! 頼むよ……真央!」
「真央。俺、お前のことすきだよ。大好きだよ。世界で一番すきだよ」
いくら泣いても止まない【涙】
ずっと握って話さない【手】
いつまでも真央に話しかける【声】
今までの二人の【思い出】
すべて、すべてが二人の【愛】
「神様! 俺はお前を信じねぇ! でも……。でももし、いるんなら一度だけでいい。俺の頼みを聞いてくれ! これから先俺はどんなに不幸でもいい耐えきれる。だから。だから……。真央を。真央を助けてください。お願いだよ……」
拓也は泣き崩れた。
そして、それと同時に。
「たくちゃん。私もすきだよ」
「真央?」
「神様がね生きてって」
最初のコメントを投稿しよう!