第二序章~真央のstory~

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「勝手に決めつけるなよ!」 「ずっと前から知ってたんだから」 「勘違いもほどほどにしてくれよ!」 たくちゃんはそう言って部屋から出ていった。 たくちゃんは数時間たっても帰ってこなかった。 「おばあちゃん私、ちょっとたくちゃん探してくるね」 そういって真央は家から飛び出した。 どこなのたくちゃん? どこにいるの? ごめんね…。たくちゃん…。私…。私。 目には涙が溢れて、うつ向きながら歩いていた真央。 「あぶない!」 誰かの大きな声が聞こえる。 激しい音が夜の闇に響く。そして、サイレンの音が響く。 翌朝。 あれ?ここどこ?綺麗な花がいっぱい咲いてるよ。私どうしちゃったんだろう。それよりたくちゃんを探さなきゃ! でも、身体が重たい…。やっとの事で歩きだしても、どこまでも花が咲いているだけ。 すると目の前にうっすらとおじいちゃんとおばあちゃんが現れた。 『おじいちゃん!おばあちゃん!』 真央がどんなに呼んでも二人は泣いているだけだった。 すると次は拓也が現れた。 『たくちゃん?』 しかし、拓也も涙を流し始めた。 『みんなどうしちゃったの?私の声が聞こえないの?』 すると声が聞こえてきた。
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