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…直人..今も私の事待ってるの?雨強くなってるよ?このままだと風邪引いちゃうよ..私は、リョータと一緒にいたい・・そう思った。だから、リョータの所へ行った。
…でも、やっぱり消えないよ・・私、本当最低な女だな
今やってる事、前と変わらないじゃん・・
結局誰かを傷つけてしまう。そして、それを繰り返し、自分の事しか考えてなかったあの頃に…
でも……
そんな自分に気付つかせてくれたのは直人だった。
周囲からは白い目で見られ、人の事を信用できなかった自分…
直人に対しても酷い事も言った。
だけど直人は、怒るどころか…こんな私に間違いだって気付かせてくれた…
そして、私のために
涙を流してくれた…
初めてだった…
心から信用できる人がいたって事を・・・
直人と出会い..
楽しく過ごしていた日々
悲しい時や、落ち込んでる時に心に響く言葉と優しさ…
そんな事が走馬灯のように写し出された。
気付いたら、観覧車はすでに終わりに差し掛かっていた。
二人は降りる体制をとる。
そんな時だった…
「なあ光~最後にどうしてもお前と行きたい場所があるんだ…」
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