『第⑬章・聖夜🎄』

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…直人..今も私の事待ってるの?雨強くなってるよ?このままだと風邪引いちゃうよ..私は、リョータと一緒にいたい・・そう思った。だから、リョータの所へ行った。 …でも、やっぱり消えないよ・・私、本当最低な女だな 今やってる事、前と変わらないじゃん・・ 結局誰かを傷つけてしまう。そして、それを繰り返し、自分の事しか考えてなかったあの頃に… でも…… そんな自分に気付つかせてくれたのは直人だった。 周囲からは白い目で見られ、人の事を信用できなかった自分… 直人に対しても酷い事も言った。 だけど直人は、怒るどころか…こんな私に間違いだって気付かせてくれた… そして、私のために 涙を流してくれた… 初めてだった… 心から信用できる人がいたって事を・・・ 直人と出会い.. 楽しく過ごしていた日々 悲しい時や、落ち込んでる時に心に響く言葉と優しさ… そんな事が走馬灯のように写し出された。 気付いたら、観覧車はすでに終わりに差し掛かっていた。 二人は降りる体制をとる。 そんな時だった… 「なあ光~最後にどうしてもお前と行きたい場所があるんだ…」
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