『第⑬章・聖夜🎄』

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徐々に高まる感情 光の頭の中には、直人の事でいっぱいだった… 「私…行かなきゃ」 そう言い、この場をから逃げるように光は走りだそうとした。 リョータは、とっさに光の腕を掴んだ 「待てよ…お前が行く必要あるのか?」 リョータも何となく光が考えてる事が分かった…だから、とっさに身体が反応したのかもしれない… 光を失いたくないって… 「私ね気付いちゃったんだ…今、本当に好きなのは 直人だって………」 ……分かってた 分かっていた…けど・・・ 一番聞きたくなかった言葉・・・ 「私…最低だよね・・自分でも分かってるよ…来る時、今日はずっとリョータと過ごすって決めていたのに・・・ だけど…だけど・・」 光は、感情が高まるあまり涙が零れだした。 「今まで気付かなかった…いや・・自分に正直になれなかったのかもしれない…気付いた時から、一緒にいた存在だったから」 「でも、どうしようもない私を救ってくれたのは直人だった…いつも、ちゃらちゃらして、いろんな男と遊び回ってた日々…回りも日が経つにつれ白い目で見るようになった。 『まただよ』 『今日も、違う男といる』 だけど、私は気にしない…人の事傷つけてもなにも思わない。 深い闇 信用できる奴なんていなかったから… だけど、そんな時だった 直人に出会ったのは…
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