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「なんか直人らしい~」
光がクスっと笑った。
しかし、直人は真剣な表情を見せた。
「なあ~光…なんで、女の子が苦手な俺が、普通にお前と喋れるようになったんだと思う?」
『ドキッ』
一瞬光の胸の鼓動が高鳴った。
「それは、光の事を身近に感じたからだよ…
俺、こんな性格で自分から関わりには行かない…今までも、仲良かった奴しかつるまなかった。
面倒臭い奴だろ?
そんな俺だけど、一人の女に出会った。
そいつは、普段は明るくて笑顔が多かった。だけど、心の中は深い闇と傷…気付いた時は、変な噂の後だったな。俺は、そいつの傷を癒す事はできないけど、自分自身の事に気付かせてやりたかった…
この時かな…
そいつの気になりはじめていたのは…
…それから、海行ったり~みんなで楽しく遊んだりしてたくさん思い出もできた
過去を知り、そして全てを知り…自分自身全部受け止めるって決めた。
ライバルとの勝負で、自分の気持ちに気付く事ができた…
今まで、こんな経験なかったから分からなかったけど…
俺は、そいつの事が…
好きになっていた。
もし今日願いが叶うなら…
そいつのそばにずっといたい…
これからもずっと…
ただそれだけでいい...
俺は………
光の事が好きだ……」
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