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どれほどの声が溢れているのだろう
どんな想いが救われてゆくのだろう
迎え火をかざす終焉の祈りに
また一つ 大切な笑顔が消えていく
独りゆく水のほとり 戸惑い射す月明かり
小さな花を見つけたんだ 儚い命には夕顔を捧げよう
どんな願いが還ってゆくのだろう
目に映るだけが全てじゃなかったこと
ほのかに漂う追憶の日だまり
ほら 傍にいるから いつでも 心に
音もなく佇んで人の世を見つめていて
蒼く澄む 水の揺らぎ 幻だよ…と どこかで目覚めても
その先は闇に包まれているの?
どこにでもあるはずの光を
拒んでないと言い切れるの?
独りゆく時空の果て またたき合う雪の妖精強くなるその命に未来(あす)を捧げよう
音もなく佇んで人の世を見つめていて
水辺から手を差し延べそっと眠らせてあげるよ この宇宙(そら)で
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