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どれほど歌が溢れているのだろう
どんな想いが救われるのだろう
この世界を覆う言の葉は
今日もまた笑顔を消していく
名も知らぬ人の叫び声が
誰かを求め迷い続ける
ただそこにあるものを信じずに
目に見えないものを疑わない
「僕らはまだ弱いから」
そんな言い逃れを繰り返す
その先は闇に包まれているの?
どこにでもあるはずの光を
拒んでいないと言い切れるのか?
悲劇の歌を愛しているのは誰?
世界の終わりを望むのは何故?
此処を埋め尽くす言の葉は
今日もまた傷を与えていた
名も知らぬ人の叫び声が
喉を突き刺し罪に染まった
自らの痛みを分け与えて
罪人のように脅迫する
「ねえ 私を慰めて」
嘲笑を瞳の下に隠し
辛苦を抱いた唄
悲劇を愛したウタ
人が紡ぐ言葉の全てを
知ってしまえば きっと
人は闇に溶けてしまうから
手を繋ぐ男の子と女の子
キスも髪を撫でることも知らず
ただ笑顔を望む言の葉を
今日もまた二人だけが知った
今日は言の葉をどこに植えようか
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