私とご主人様と秘め事

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「ねえ・・・・怖い夢みた」 時刻は午前2時過ぎ 私がそろそろ就寝しようかと部屋着に着替えた頃に そういって 臣様が私の部屋を訪ねてきた。 「御可哀想に・・・さあお入り下さい、廊下は冷えますから。」 粗末な部屋で お通しするのは無礼かも知れない それでも 悪夢に怯える臣様を追い返す訳にもいかず、 堅く冷たいベッドへと臣様を座らせる 「お寒いでしょう?今、ほっとミルクをつくって・・・・・!?」 バタン と大きな音を立てて私はベッドへと倒れ込んだ 私がよろけた訳ではなく 臣様が 私の腕を強くひいたから・・・・・ 「オレは、もっと暖まるユサのミルクが欲しい・・・・・・」
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