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近藤の元、京都を守る新選組。
副長には土方がつき、山南は総長という役職を得た。しかし、これは副長の下とも上ともとれる、曖昧な立場だった。
さらに、副長を手助けする立場の「副長助勤」(ふくちょうじょきん)というのもあり、これには
沖田総司
永倉新八
斎藤一
井上源三郎
原田左之助
藤堂平助
などが選ばれた。
彼らも試衛館の門人である。
日々京都を守る新選組。
だが、彼らの前には幕末という時代が生んだ、様々な思想を持った敵が現れる。
長州藩(山口)
薩摩藩(鹿児島)
土佐藩(高知)
これらの藩の若き浪士達が幕府や将軍に反旗を翻したのである。
幕末とは、長年鎖国を続けてきた日本がペリーの来港によって、開国へと踏み切ったのが始まりであり、それに納得のいかなかった全国の浪士が幕府に対して、過激なデモ、一種のテロ行為などを行なっていた時代であった。
幕府の長、将軍がいる京都はそういった輩にとって絶好の場所であり、京都でのデモ、及びテロ行為を防ぐのが新選組の役割であった。
そんな中過激な一部の浪士達によって進められていた、一つの計画があった。
世に言う「池田屋事件」である
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