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―局中法度―
(きょくちゅうはっと)
土方の提案したこの案は、簡単に言えば隊内でのルール。説は色々あるが主に5つの決まりで作られている
一、士道ニ背キ間敷事
一、局ヲ脱スルヲ不許
一、勝手ニ金策致不可
一、勝手ニ訴訟取扱不可
一、私ノ闘争ヲ不許
これに背いた者は切腹を申しつける。
といった内容である。
これを訳すと以下の通りになる。
一、士道に背かない事
一、隊を勝手に抜けない
一、勝手に金を受け取ったりしない
一、勝手な事での問題は隊は責任を持たない
一、勝手な争いを禁じる
これは芹沢達に対する法度であった。
特に「士道に背かない」というのは、いかようにも解釈ができる内容となっており、「武士らしく振る舞う」という意味が強い法度である。
守るべき市民から金を巻き上げたり、まして火をつける行為は武士にふさわしくない。この法度によって芹沢達の動きは落ち着きを取り戻す。
が、それでも問題は無くならず、近藤達の間に「芹沢一派粛清」の文字が浮かび始める・・
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