第九章…破滅呼ぶ眼

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アウロラとエルザさんの対面から3日が過ぎた。アウロラは家に居るときだけ俺から出ているようになった。 ア「蒼我ぁ」 蒼「うわぁ…アウロラ、いきなり飛び付かないでくれ。」 ア「良いじゃないの別に」 蒼「いきなりは止めてくれ。」 ア「分かったわよ。」 アウロラが俺から出ている時間が長くなったおかげでこうしてアウロラとゆっくり話す時間が増えた。 ア「明日…ここを発ちましょう」 蒼「そうだな…グラスにもう用は無いし…グラス周辺も見た。そろそろ旅立たないとな」 ア「エルザが帰って来たら言いましょうね」 蒼「あぁ」 座っている俺に後ろから寄りかかりながら少し寂しそうな表情をするアウロラ。 少しすると扉が勢い良く開く音が響いた ア・蒼「おかえり(なさい)エルザ(さん)」 エ「二人共…協力して!!」 ア・蒼「えっ?」 息を切らし汗だくのエルザさんが必死の形相をしている…ただ事じゃない。 エ「あのね。私の所属してる魔術チームの倉庫から【オルクルの魔眼】が盗まれたの」 ア「【オルクルの魔眼】ですって!!」 蒼「アウロラ、知ってるのか?」 ア「オルクルは死の魔神って呼ばれている神の名前よ。」
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