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エ「そう…そしてそのオルクルの力を封じたのが【オルクルの魔眼】よ」
蒼「そんな危ない物なのか」
ア「危ないなんて物じゃ無いわよ。オルクルの魔眼の力を使えば国一つ消し飛んじゃうわよ。」
エ「これから盗んだ犯人を追うんだけど…私以外みんなやられちゃって動ける人間がいないの。」
蒼「だから、協力ですか?…どうするアウロラ?」
ア「もちろん、泊めてくれてた恩もあるしね。」
蒼「俺はアウロラと共に…」
そう言うと、アウロラは俺の背中にしがみついて肩に首を乗せてエルザさんの方を見つめた。
エ「ありがとう…二人共」
ア「さぁ、行きましょう。エルザ?」
蒼「行きましょうエルザさん」
旅の目的がアウロラの成長から世界の為に切り替わってしまったが…まぁ、アウロラが良いならそれで良いだろう。
エ「じゃあ、行くわよ。犯人は軍事国【メルト】の方に逃げたらしいの」
蒼「軍事国【メルト】…」
ア「【メルト】は名前の通りの軍事国家…この世界全部を手に入れようとしてるわ」
蒼「なるほどな」
エ「出発は明日よ」
ア・蒼「分かったわ(分かりました)」
第九章…破滅呼ぶ眼…完
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