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第十章
エ「さぁ、行くわよ。」
ア「あぁ~!!一番最初は私が蒼我に話しかけて始まるのにぃ」
エ「まぁ、お姉さん…知らなかったわ」
蒼「…嘘だ…あの目は絶対に知ってた。」
エ「ソウガ君…何か言ったかしら?」
蒼「何も言ってません」
とりあえず、こんな感じで首都グラスを旅立った俺達…ちなみに今はアウロラは上半身だけを出している。前から見ればおんぶだが後ろから見ればホラー映画状態
ア「ねぇ、エルザ?」
エ「なぁに?」
ア「そろそろ話してよ。【オルクルの魔眼】を盗んだ犯人の事」
エ「………」
蒼「エルザさん?」
エ「盗んだ犯人は自分達の事を【黒衣の従者】と言っていたわ」
蒼「【黒衣の従者】…でも、従者って従う者ですよね。」
ア「つまり、オルクルの従者…オルクルの力を自分の物にするのではなく、オルクルの力を解放して付き従うのが目的」
蒼「質が悪いな。」
エ「まったくよ。」
敵の名前とだいたいの目的は分かったが…後一つどうしても知らなきゃならない事
蒼「【黒衣の従者】はどこに向かって居るんでしょうかね?」
エ「今は軍事国家メルトの方に行ったとしか情報は無いわ」
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