第十章…最強なアウロラと刺客

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蒼「じゃあ、メルトの方にアジトがあると…」 エ「それか……まぁ、良いわ。それより早く行きましょう。」 一瞬…エルザさんが暗い顔をした。それか…の後にするはずの言葉は何だったんだろう ア「蒼我、立て札があるよ。」 蒼「ほんとだな。えぇ~と、【国境の街ヒュム】この先??㎞。【エメルの村】この先10㎞…ヒュムの方はかすれて読めないな」 ア「人の歩く速さがだいたい時速4㎞だから【エメルの村】までは二時間ちょっとね。」 エ「結構歩き続けたし一回休憩しましょうか?」 そう言うと、エルザさんは街道から外れた草原の方に歩き出したので俺とアウロラはそれに付いていった。 エ「良い天気ね」 ア・蒼「そうね(ですね)」 エ「ふふっ、息ぴったりね」 ア・蒼「//////」 一通りからかわれた後エルザさんが小さな声で話し出した。 エ「ほんとにありがとね。」 ア・蒼「えっ?」 エ「付いてきてくれて…本当なら私一人でやらなきゃいけない事なのに」 蒼「良いんですよ。エルザさんにはお世話になりっぱなしだったんですから」 ア「そうよ。」 エ「本当にありがとう。」
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