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第二章
?「貴方は…普通を拒んだんだよ」
蒼「うっ…」
目を開けるとそこは光の空間…七色みたいな綺麗な色、テレビで見たオーロラみたいな色の世界だった。
蒼「やたら…目に痛いな」
開口一番文句ってどんな神経してんだよ俺は…と自らに突っ込みを入れ苦笑しながら周りを見渡す。
?「私の世界に文句つけるの?せっかく、助けてあげたのに」
後ろから声が聞こえたので急いで振り向くが後ろには誰も居ない。
蒼「気のせいか?」
?「下よ…下」
ガスッと音ともに広がる足からの痛み…
蒼「痛ってぇ~!!」
涙目になりながら視線を下に向けると小さな女の子が頬を膨らませて俺を見上げていた。
?「やっと、気付いたぁ?」
蒼「えっと…お嬢ちゃんは誰?」
?「子供扱いするなぁ」
再び響くガスッという音と広がる足からの痛み…うずくまり足をさする。
蒼「えっと…じぁあ君は誰なの?」
言葉を選びながら慎重に話を始める。痛いのはもう勘弁だし
ア「私の名前はアウロラよ。覚えたかしら蒼我?」
蒼「アウロラね。覚えたよ」
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