高まる不安

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「操…泣くなよ…」 祐ちゃんは、優しく私の頭を撫でてくれた。 凄く不安だった。 逢えない時、メールの返事が、途切れた時。 不安な気持ちが私を支配して、どんどん落ちていた。 だけど、祐ちゃんに頭を撫でられて、今まで抱いていた不安が薄れていった。 「そんなに俺の事、好きだったんだね?」 祐ちゃんは、私の頭を撫でながら私に問い掛けた。 「うん…。自分でも驚くくらい…祐ちゃんが大好き❤」 私は、照れながら答えた。 「ありがと❤そんなに俺の事、愛してくれて…」 祐ちゃんも、少し照れている様子で…。 「もう離れたくないの…。祐ちゃんじゃなきゃ駄目なの…」 「俺だってそうだよ…。操と気持ちは同じだよ❤」 そこで私と祐ちゃんは、どちらともなく唇を合わせた。 お店を出て、公園のベンチに腰をかけ、暫く話した。 祐ちゃんは、仕事の休みを私と合わせてくれるらしい。 職場の仲間には、付き合っている事を秘密にしていた。 私は凄くお喋りで、職場で仲が良い人達に話したかった。 だけど、祐ちゃんは、黙っていて欲しいみたいで…。 だから、秘密にしていた。 でも、気付いている人もいたりするかも…。 祐ちゃんと自宅近くで別れて、帰宅した。 そしたら、リビングに大きな鞄が三個ドーン❗と置いてあった。 両親の寝室からは、母親の怒鳴り声。 (またか…)と、私は係わり合いたくないから、冷蔵庫から飲み物を取り出し、自室に戻った。
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