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私は、松君に告白したけど、その返事を聞くのを忘れていた。
かなり緊張してたから、告白出来た事に満足してたのかも…。
私は、松君にメールした。
<松君…私、松君からの返事聞くの忘れちゃって💦>
《あ…そうだったね💦》
<返事聞きたいな❤>
《勿論OKだよ♪付き合おう❤》
<ありがと❤超嬉しい~❤❤>
私は、携帯を持ったまま、ベットの上で跳びはねた。
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次の日、二人の仕事は休みだった。
私は松君と、少し離れた所にある公園で待ち合わせをした。
公園に早く着いた私は、ベンチに座って松君を待った。
暫くすると、松君が自転車で登場。
「ゴメン💦待たせたね💦」
額から光る汗を、タオルで拭きながら松君が私の前に立った。
「大丈夫♪私も今着いたばっかりだし♪」
気を効かせて、嘘をついた。
「急いでチャリ漕いだから疲れた…」
そう言いながら「お茶買ってくる…」と、公園入口に設置してある自販機に向かった。
「お待たせ♪」
お茶を2本手に持ち「はい…」と、お茶を私に渡しながら松君は私の横に座った。
「ありがと♪」
松君からお茶を受け取り、一緒にお茶を飲んだ。
なんか、幸せな一時…。
自然と、顔がニヤニヤしてくる。
「何か嬉しい事でもあった?」
松君は、ニヤニヤしている私の顔を覗き込む。
「え…?だって嬉しいんだもん♪」
「お茶飲んでるだけなのに?」
「だってね~…これってデートでしょ?」
「…そうだよね」
「だから嬉しいの~♪」
「こんな事で喜んでくれるんだったら、毎日お茶おごるよ♪」
松君も、微笑んでいた。
それから、名前の呼び方についての話しになった。
どんな風に呼ばれたいか。
どんな風に呼びたいか。
私は、松君の呼びたい呼び方でいいと伝えた。
松君は、名前に『ちゃん』を付けて呼んで欲しいらしい。
要するに『祐ちゃん』とか『祐介ちゃん』とか。
松君は『祐介ちゃん』より『祐ちゃん』と呼ばれたいとか。
『祐介ちゃん』だと、まるでガキだ!!って…💦💦
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