第五章

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「話って何?」 「あのさ…俺たち最近逢ってないなあと思って…。」 「それはお互い忙しいからしょうがないんじゃない?」 「でも付き合ってんだよ。お互い予定空けて逢うのが普通だろ?」 「そんなこと言ったって…本当に忙しいんだもん。」 「他の男を家に呼ぶ暇はあるのに?」 「え!?」 「この前バイト先まで行ったら香織が男と出てきたから跡つけたんだ。」 「跡つけたの?最低!信じらんない。」 「何で怒るんだよ。やましいことがあったからじゃないのか?」 「そんなのあるわけないでしょ!あなたがそんな人だとは思わなかった。…しばらく距離空けよ。」 そういうと香織は帰っていった。 どうやら俺が跡をつけたことと疑ったことにショックを受けたようだ。でも俺はまだ香織を信じれない…。 浮気したのかな…そればかりが頭に浮かんできて何も手につかなくなってしまった。
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