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馬鹿だよ…。何妹を意識してんだよ。しかも今更…。
胸が苦しい。ドキドキする…。
目を合わせられない。
そんな俺の姿を見て優花は飛び付いてくる。
そんな日々が数か月も過ぎた。
季節はもう春だった。
桜のつぼみがたくさんでき今にも咲きそうだ。
「お兄ちゃんちょっといい?」
突然優花に話かけられた。
「ああいいよ。」
「お兄ちゃん…まだ香織さんのこと好き?」
「え…ああもう好きじゃないよ。完璧吹っ切ったわけじゃないけど新しい彼女でもできたら完璧大丈夫!!」
「ねぇ…その彼女って私じゃダメかな?」
「え…」
俺の体に電気がはしった…。
頭が真っ白になった。
目の前には顔を真っ赤にしてうつむく優花がいる。
どういう状況なのか把握できない…。
「お兄ちゃん…私じゃダメ?」
ハッ…と我に返った。
俺は優花に告られているのか…。
胸がドキドキする…。
「えっと…。」
俺は重たい口をようやく開いた。
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