最終章

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もし…もし優花と違う形で出会ってたらすぐに付き合ってたかもしれない。 でも優花は血は繋がってないとはいえ俺の妹だ。 もし安易な気持ちで付き合ったりしたら… 世間の目も冷たいだろう。親も反対するだろう。 そもそも俺の気持ちはどうなんだ…。 こんなこと考えてるけど優花のことが好きなのか…。わからない。 悩みに悩んだ…。 そもそも優花はどんな気持ちで俺に告白したんだろう…。 すごく勇気がいることだったと思う。 結論が出ないまま優花に返事をする約束をした日になった。 優花が部屋にきた。 「お兄ちゃん…私の気持ちは変わらないよ。好き…お兄ちゃんのこと大好き!」 そのとき…俺の頭の中は真っ白になった。 今までごちゃごちゃ考えてたことが全て消えた。 俺の頭には優花のことが好きという気持ちだけしかなかった…。 「俺も…好きだよ。優花のことが…。」 その瞬間優花は泣き崩れた…。 不意に出た言葉といいのか…。自然に出た。 何のためらいもなく言った。 間違いなくこれが俺の純粋な気持ちだ………
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