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光の向こう側
僕はもう
君らの元へ
飛んではいけない...
羽をもがれ
打ち落とされた鳥が
踏み散らかされ。
僕の毟り取られた羽は
もう帰らない
戻らない翼に
光の向こう側を
見つめてみるけれど
僕にはその光が
いまはもう見えないんだ
回復する翼を残し
終わらない痛みを
抱え
僕は笑って
すがりつくしか
出来ないから
どうかこんな僕を
見捨てないで下さい
痛い痛いって
屍の海に僕は
独り浮いているから
(―ごめんなさい―)
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