161人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
「よろしい。それではプランをDランクからCランクに移行しましょう。
黒衣君は報告書を提出、金城君と札馬君は実行委員会に招待状の手配を要請するように。
では閉会」
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
「失礼しましたマスター・アキラ、すみませんっ、ごめんなさいっ」
危うく、同じ神姫であるヴォイジャーをオーナーとして登録しそうになったハウリンは、太子 アキラと契約を交わすとペコペコと謝罪した。
澄ました表情ではあるが、その仕草がかなり可愛い。
ふうむ………。
アキラは一人呟く。
「この“カオ”だとアレだ、今流行りのツンデレを期待したんだが………意外とドジっ子なんだな」
でもまぁ可愛いから許す!
アキラはそう言いながらハウリンの頭を撫でた。
へ、変態だ………。
光志郎はそう確信した。
いや、いつもの事だが。
‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡
如月 美波は玄関を開けるとまず、普段より靴が多い事に気が付いた。
「まぁ珍しい。光志郎兄さんにお客さんだなんて。
くふふ、それともいつもみたいにアキラさんかな?」
とりあえずお茶を入れてあげよう、彼女はそう思ったのだがふと、リビングから聞こえてくる賑やかな声に意識がいく。
最初のコメントを投稿しよう!