夜明け

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「よろしい。それではプランをDランクからCランクに移行しましょう。 黒衣君は報告書を提出、金城君と札馬君は実行委員会に招待状の手配を要請するように。 では閉会」 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ 「失礼しましたマスター・アキラ、すみませんっ、ごめんなさいっ」 危うく、同じ神姫であるヴォイジャーをオーナーとして登録しそうになったハウリンは、太子 アキラと契約を交わすとペコペコと謝罪した。 澄ました表情ではあるが、その仕草がかなり可愛い。 ふうむ………。 アキラは一人呟く。 「この“カオ”だとアレだ、今流行りのツンデレを期待したんだが………意外とドジっ子なんだな」 でもまぁ可愛いから許す! アキラはそう言いながらハウリンの頭を撫でた。 へ、変態だ………。 光志郎はそう確信した。 いや、いつもの事だが。 ‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡‡ 如月 美波は玄関を開けるとまず、普段より靴が多い事に気が付いた。 「まぁ珍しい。光志郎兄さんにお客さんだなんて。 くふふ、それともいつもみたいにアキラさんかな?」 とりあえずお茶を入れてあげよう、彼女はそう思ったのだがふと、リビングから聞こえてくる賑やかな声に意識がいく。
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