161人が本棚に入れています
本棚に追加
/88ページ
これは…夢?
終わりの無い夢。
毎日見る夢。
風になったみたいだ、見慣れない景色が現れては消えていく。
そんな中、ただ鮮明に見えるのは。
お母さん?
しかし彼女はこちらを振り向く事は無く、ただ、歩き去っていく。
ねえ、待ってよ母さん…独りにしないで…………ねぇってば!
そしていつもそこで景色が拓ける。
雲一つ無い青空に
黄金(こがね)色の草原
そこには
腰ほどまである長い黄金色の髪をした
少女が佇んでいた。
服装は―よく覚えていない
何故ならその紅い眼
それもどこか悲しげな
寂しげな表情で空を見上げている姿に
少年は見とれてしまうから。
その姿はまるで
天使のようだったから。![image=81066027.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/81066027.jpg?width=800&format=jpg)
![image=81066027.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/81066027.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!