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待合室で待機する事にした光志郎とアキラは、そこでパートナーの武装セッティングを始める。
と言っても、ヴォイジャーは特にこれと言った武装変更は行わないのだが。
アキラは荷物の中から、ドールハウスの様な神姫専用のケースを取り出す。すると中からアキラ自慢の犬型神姫が出てきた。
「フェンリル、どうだ調子は」
「もうバッチリ!いつでもいけるわ」
彼女は可愛らしく指でVサインを作る。
「戦略は昨日のシュミレーション通り。いけるな?」
「任せてアキラ!初陣でさっそく決めゼリフ盗りに行くからね!」
…いつの間にこんなにフレンドリーになったんだ?
アキラとフェンリルのやりとりを傍観していた光志郎は、彼らに聞こえるような声で呟いた。
と、そこで場内アナウンスの声が被る。
《1番と2番でお待ちのお客様。対戦相手が揃いましたのでステージまでお越し下さいませ》
「お、早いな。
よし光志郎、フェンリル、そしてヴォイジャー、行くとするか」
アキラは意気揚々と皆に声を掛ける。
既にフル装備のフェンリルが彼の肩に飛び乗った。
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