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「いいかヴァッフェ、遊んでやってもいいが今回はヤツへの見せしめだ。初弾で終わらせろ」
メイヤーは「確実にだ」と言葉を付け足す。スクリーン同様、ステージに取り付けられたスピーカーから彼女の声が返ってきた。
《わーってるよ!》
「さぁどっからでもかかってきな!蜂の巣にしてやるわ!」
戦闘エリアに到着するや彼女は、武装バリエーション豊富なヴァッフェバニーの最強武器である軽量タイプのガトリングユニットを構える。
間合いに入られる前にこの広域射程のガトリングでケリをつける、ヴァッフェはそう考えていた。
「さぁ、両者位置に着いたようなのでぇぇ!バトルファイトォォォ!!!」
篠原が勢いよく開戦の合図を出す。
と、それと同時にフェンリルは左手に装備した彼女唯一の射撃武器、“吠菜一式”の名を持つ大型砲を構え、そして
トリガーを引いた。
ドォン
と開戦早々、轟音が轟く。
「避けろっ!」
《言われなくったってぇ!》
早すぎる!
それはアキラ以外、モニターを観ていた全員(ヴァッフェを含め)が思った事だ。
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