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「綺麗………」
フェンスに捕まり、都会を見渡した
下を見ると人間が小さく見える
「……………ここから、落ちたら………死ぬよね……」
私は、足をフェンスにかけ登った
今なら死ねるかも……
もう、生きてたって……
意味無いし……
悲しむ人間もいない……
家族………いないし……
こんな汚い汚れた人間なんて死んでも……いいよね……
私は目をつむり、手を離した………
ドサ
「!?」
「お前何してんの?」
「……………」
「何、自殺しようとしてんの?」
私を後ろから抱きながら修二は、言った
「今、死んでも悔い無いから………悲しむ人間もいないし……」
「はぁ?マジ言ってんの?」
「……うん。」
修二は私の頬を叩いた
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