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「それにしても少ないなぁ試合できるんすか?」
部室には4人しかいない。流風がその質問をするのも当然である。
「一応できるよ。6人いるし…」
残りの2人はさっき話していた三年生のことだろう。
「俺ら入って8人か・・じゃあ試合はできるわけだ。I.H目指しましょーね」
そう言い残し去っていく流風。
疾風も挨拶をした後、流風に続く。
「ははは…なんやあいつ等??風のようにさっていったよ」
「しかもI.H行くとかゆってたな」
烈と琉は去っていった新入部員のことを話しだした。
すると修悟が信じられないようなことを言い出した。
「疾風だっけ?あいつ確か県選でキャプテンやってなかった??」
残りの3人は驚きを隠せないようだ。
目を大きく開き、口をぽかんと開け放している。
(あと確か流風って奴にも見覚えが…)
と、修悟はいいかけたがわからなかったのでやめる。そして話題を変えた。
「そういえば来年度から顧問代わるらしいよ」
「そうなんだ!!怖い先生じゃなかったらいいけど…」
「まっ大丈夫でしょ」
今までの顧問はろくに部活にもでない形だけの顧問だった。
それだけに顧問の先生が変わることにだれも気にする様子は無かった。
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