始まり

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今日の学校はその説明だけで終了した。 帰り道には泣いている者や全く気にせずいつも通りに下校している者もいる。 浩太郎と紀之は深刻な表情をして帰り道を歩いていた。 浩太郎「お前どう思う?あの制度のこと。」 紀之「俺は本当の事だと思うよ。 入学式以降の母ちゃんの行動がおかしいしさぁ・・・、何を聞いても話してくれねぇし…… しかも担任の顔がマジだったしな」 浩太郎「確かにな。でもあんな制度聞いたことないぜ?」 紀之「俺は聞いた事あるよ、 なんか駄目な生徒をこれでまとめてふるい落とすんだとさ。 なんか体験者しか知らないらしいよ。」 浩太郎「じゃあなんでお前………あ!!!そういえば、お前の父さんもこの高校にいったとか言ってたな。」 紀之「うん。でもあんまりいろんな事は聞いてないんだ。 なんか言ったらまずい事でもあるのかもしんねぇ。」 そのような会話をしながら二人は自宅に帰っていくのだった。
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