街道に

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剣の腕は……雑魚なら余裕。一流と二流の、中の上あたり。 なんでそんなに上なのかというと、昔、兄ちゃんから剣術を習ってたから。 シャレにならないくらいの腕だったなぁ………。 まあそんなことより、 ……いい加減そろそろ相手するかな~。 そう思って振り返り、一時停止。 見ると後ろに 三十路あたりのリーダーそうな男が1人。 「自ら死を選ぶのか。 いい度胸しているな……野郎共出てこい‼」 リーダーの発言に、その辺に隠れても気配丸出しだった人たちがぞろぞろ出てきた。 隠れている者はもういない。 リーダーが、「金を出せ。出せば命は保証する」 と言ってきた。 本当に予想通りの言葉が帰ってきたけど……。 はぁ~……仕方ないな……
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