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ここはレイ・シティ。
光が降り注ぐ町。
魔法技術は世界の中では中位クラスの方。
そして、わりと発展した都会でもある。多分……。
水色の服と紺のマント、額には赤いバンダナを着け、レザーブーツを履いている少年が買い物をしていた。
「すいませ~ん、トマトとピーマン、玉ねぎにレモンを、それぞれ3個ずつくださ~い!」
「はいよ~どうもありがとさん。ちょいと待ってておくれよ~」
店のおばさんはそういって、品物をとる。
………ちなみに買うものは、食料と日用品。日用品は後でかうつもり。
実は、おつかいを家で頼まれたのだ。
家族構成は母、父、そして姉と兄がいる。
彼の兄は、別の国で働き暮らしている。今は帰ってきたけど。
姉はレイ・シティ、彼の実家に住んでいる。彼の実家はレストラン。そこで姉は家業をしている。
兄と姉、どちらも魔法をあり得ない程扱える。
………なにせ、高等な魔術も、簡単に操ることが出来るから。
巨大なドラゴンでも簡単に倒せるほど。
さらに姉に至っては…………………………やっぱりや~めた。
…………知らなくてもいい事だって世の中にはあるのだから……。
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