依頼

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ちなみにそのレスト・ヴィレッジは宿のそばにあるわけではなく、西の街道をほんの少し歩いてた先にあるのだ。       う~ん、夜の街道は危な過ぎるから、ここは走るのはやめるか。       よし、ここは、     「速き風よ、我が身に纏え。」   「エアー・レイド」 瞬間に ラインは空に飛んだ。 唱えたのは、風のバリアを纏い、空に飛ぶ呪文。   割と速く飛び、詠唱も短い方なので、魔道士にとってはよく使う魔法だ。 魔力消費も激しくなく、魔力容量も残りやすいので使いやすい。 容量がなくなっても、徐々に弱くなってから落ちるから、安全性もある。 魔道士になりたいという憧れもこの魔法がかなり影響している。 ……のかもしれない。
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