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私を縛る幾重もの鎖
今は見えない幻でも私の心はまだ繋れたまま
今まで何度も引き千切ろうとして
その手がいくら傷つき血が流れても
何度も何度も引き千切ろうとした
だけど千切れる事はなく
目に見える鎖は解かれても心は縛られたまま…
だけど貴方と出会って
貴方の優しい手に触れた時
私の心の鎖が動いた
貴方は私の鎖に触れた
冷たく重い過去の戒めと言う鎖に
だけど貴方は微笑んで
「大丈夫だよ」と言ってくれた
それから貴方は私の鎖を
壊すのではなくゆっくりと
一本づつほどいていった
私は壊そうとしかしなかったのに
貴方は壊さずほどいていった
それは過去を認めてくれたから
貴方が認めてくれたから
心が軽くなるのがわかる
鎖が解かれて落ちるのがわかる
鎖が全て解けた時
私は貴方に言えるかな
「ありがとう」って
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