‐決意‐

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「なぁ、僕にも手伝わせてくれよ…ユウジの力になりたいんだ」 何だかんだ言っても友達思いのフトシは憎めない奴だ 「分かった、頼りにしてるよ」 「任しとけよ!」 そう言って微笑むフトシはどう好意的に解釈してもブサイクだった 「なぁユウジ、一応アスカにも声かけてみないか?かなりの力になると思うよ」 「アスカかぁ…」 うちの親父は道場を開いていて、アスカもフトシも古くからの門下生だ アスカは美人だが無口で無表情、時々訳の分からないとこで笑う…簡単に言えば掴めない奴だ 「まぁ苦手なのは分かるよ、でも背に腹は変えられない状況だろ?」 とかなんとか背も腹も区別つかない奴が何をのたまうか、などと思いつつも確かにフトシの言うことも一理ある 「そうだな…アスカに会ってみるか」 そうしてアスカの家に着いた訳だが、すでに先客がいた すでにフトシも汗だくだ 何やら玄関先でアスカにモヒカンの男が怒鳴り散らしている モヒカンの時点でやられキャラだろう モヒカンがアスカの胸ぐらを掴んだ瞬間アスカに間接を決められ、そのまま手刀で気絶させられたようだ
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