①話~始まりは…~

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何なんだよこいつ……… 「私の部屋205だから」 「おぅ」 「じゃ私帰る」 「おぅ」 ガシャン!! 話を整理しよう。 あいつは最初俺の容態気になってここにきた。 しかし話が進む度に馴れ馴れしくなってきて… 考えれば考える程不思議な奴だな。 てか意味わかんねぇ。 なんか疲れたしまぁ寝るよもぅ……… 「うぅぅ~………ふぁぁぁ~……」 うっ???なんかくれぇなぁ……てかもう夜かよ あっ……… アヤの夢を見ていない。 いつもなら今頃叫びを上げている事だろう。 何故だろう??? やっぱりあいつなのか? つーかそれしかないだろ。 へっ………まじかよ こんな事は初めてだ。 俺だって何度も忘れようとしたさ。 色んな奴好きになって、色んな奴と付き合った。 でもほんとに好きじゃなかったんだよな… 忘れられやしなかった。 あいつの顔…あいつの声…あいつの温もり…………それが俺にとっての全てだった。 そんなお前がなんか今は忘れられる気がする… 忘れたくなんかないのに……… いや………お前がでてこないって事は許してくれたのか?? 俺の事を……… 別に許してくれたとかじゃねぇけどさ… 俺……あいつの事が少し気になんだ… アヤと被せちまってんだけどさ苦笑 アヤ……… 少しだけ俺に時間をくれな?? 俺は身近に置いてあった松葉杖をとり、205号室へと向かった。 もう外は真っ暗だ。 今行ったって寝てるに決まってる。 でも今行かなきゃいけないんだ あいつも迷惑だろうな… でも今会わなくちゃいけない気がするんだ。 はぁ……はぁ…… 以外に遠い……… しかし俺は今部屋の前に立っていた。 あいつの部屋の前に…… 「寝てるだろうな……」 俺は恐る恐るドアをノックする。 ゴンゴン!! …………………… やっぱり寝てるのか…… 「いいよ」 へっ!? 「入るぞ」 予想外の展開
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