616人が本棚に入れています
本棚に追加
百合子はいつも以上にワクワクしながら登校した。
『まさか、私っておいらんの生まれ変わり??…あのあざが何よりの証拠ょ!!
だとしたら、私には結ばれるべき相手がいるはず!?』
百合子は15年の時を経て、立派なロマンチストに育っていた。
彼氏がいなかったのも、「白馬の王子様」を待っていたからだ。
実際にそんな人がいたなら、誰も苦労なんかしない。
『待ってて王子様っ♪きっと見つけてみせるわ!!』
最初のコメントを投稿しよう!