蝶の旅

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百合子はいつも以上にワクワクしながら登校した。 『まさか、私っておいらんの生まれ変わり??…あのあざが何よりの証拠ょ!! だとしたら、私には結ばれるべき相手がいるはず!?』 百合子は15年の時を経て、立派なロマンチストに育っていた。 彼氏がいなかったのも、「白馬の王子様」を待っていたからだ。 実際にそんな人がいたなら、誰も苦労なんかしない。 『待ってて王子様っ♪きっと見つけてみせるわ!!』
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