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「そこに誰かおるのか?顔を見せろ!!」 『お逃げ下さい!!あなたは大名の息子、このような所にいるのが知れたら…』 『すまんのぉ、また月の出た日に会おうな!!』 「娘っ!!さっきの男は……んっ?お前おいらんか?このような所で、密会たぁ、いいご身分だのぉ。」 『すぐに帰りやす。…さっきの男はただの客や。手を煩わせる必要ありませんわ。』 「そうかい…。だが見逃すのは今回限り、次はない思うこった。」 『あの人は捕まえさせへん。わっちの命をかけて…守ってみせます………。』
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