自由の海賊、彼の名は…

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 視線の先には先ほど鳴いたであろう鳥の群れ、そしてまだ小さくしか見えないが陸地が見えた。  ふと一羽の鳥が彼女の側を飛び抜けていった。彼女はその鳥を追うようにゆっくりと船首に向かって歩き出した。陸を、そしてそこにある街や港を確かめる為に。  船首に着いた彼女は先ほどよりは近くに見えるが、まだまだ小さい陸を見据えながらポツリと呟いた。  「これでしばらくは退屈を凌げる…かな?。」  
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